大阪城野音

花火をイメージした衣裳。




フルメンバーです!




今週末はサンセット。

明日は9月だというのに全く涼しくなる気配がないですね。
ほんと、日中外を歩き回るのをためらいます・・・
私の周りでも数人熱中症で具合が悪くなった方がいます。
気をつけよう。
 
さて、今週末は約10年振りの福岡サンセット。
いつものフルメンバーで参戦しますよ~。
せっかくの海沿いだし、晴れるといいな~。
福岡の皆さん、近郊の皆さん、遊びに来てくださいね!
KABAからもやると思いますよ~。
 
また、当日時間見つけてツイートしたいと思います。

mickey

今週末はサンセット.

『KABA』インタビュー 〜『KABA』にはポップでマニアなUAが棲んでいる 〈後編〉

(前編よりつづく)

 オリジナル作品についてここでは語らないが、ただ最近の2枚のアルバム『Golden green』(2007年)、『ATTA』(2009年)はというと、やはりUAならではの独創的な旋律が存在し、みんなが歌いやすいナンバーかというと、そうでなかったりする。でも、アルバム全体のパッケージとしてはポップを意識した作品になっていて、実は聴きやすい。UAはコアでマニアックなものが好きな反面、基本ポップが好きで、それが体内に根付いているのだと思う。

 今回カバー作品をやるにあたって、ミュージシャンに事前にオリジナルの曲を聴いてもらうことはしなかった。原曲を知っているメンバーがその場で他の人たちに伝えたり、デモを作った人はデモを聴かせて、他のミュージシャンに譜面を渡すことはあったものの、基本、自由に作業を進めていった。それゆえ、誰からも愛されてきたポップなナンバーを、想像と創造の世界から再構築していくことができ、思いもがけないアレンジで私たちを新たな音楽世界へ導くことに成功している。UAも1曲1曲しっかりサウンドデザインを描いてミュージシャンに伝えていったといい、そこにはこれまで蓄積されてきた彼女の音楽マニアなセンスが緻密に編み込まれている。そして実際にUAが愛し、歌い込んできたばかりゆえ、どれもUAのオリジナル曲といってもおかしくないほど、彼女の声になじんでいるのだ。

 『KABA』はカバー・アルバムとして単純に楽しむこともできるけれど、時代ごとにUAのこれまでを回想できる15曲にもなっている。
 子供の頃のUAを想起させる、「モンスター」や「妖怪にご用心」「セーラー服と機関銃」といった選曲。学生や卒業当時をイメージさせる「夜空の誓い」や、「Under The Bridge」「Love Theme From "Spartacus"」といったナンバー。そして歌うことの魅力にとりつかれるきっかけとなったアレサ・フランクリンの作品から「Day Dreaming」、シンガーとしてデビューし、ますます音楽にのめり込んでいた時期に聴いていたという「Hyperballad」「No Surprises」「Paper Bag」といった洋楽の数々。加えて、最近のUAの姿につながる「わたしの赤ちゃん」「tiru-ru-shi」なども収録。家族想いのUAだけに、家族が気に入っている「きっと言える」、「買い物ブギ」もあり、デビュー当時から長年UAを担当してきたマネージャーからのリクエスト曲「蘇州夜曲」には、盟友である故HONZIのヴァイオリンがバックトラックとして使われて、UAの情の深さを感じることができる。

 このアルバムは"今"を楽しむライヴ感覚で、ツアーでもお馴染みの気心知れたミュージシャンたちとUAとが"いっせいのせ!"で一緒にレコーディングを行った。選曲はポップだけれど、サウンドデザインはマニアック。そしてオープニングの「モンスター」での歌い方からしてわかるように、UA自身、どの曲もとても楽しんで歌っている。歌も演奏もワインのように熟成していながら、評判の高いライヴさながらのフレッシュなパフォーマンスを聴ける貴重な一枚なのだ。
 しかも15周年を記念した15曲に加え、CDジャケットは、UAが一番大好きな漫画家くらもちふさこに描き下ろしてもらったという、想定外の面白さ。
 やっぱりUAは、クスッと笑えるポップ感が大好きなのである。

(文:伊藤なつみ)

『KABA』インタビュー 〜『KABA』にはポップでマニアなUAが棲んでいる 〈前編〉

 デビュー15周年を記念して制作した、UAにとって初のカバー・アルバムとなる『KABA』。タイトルからもわかるように、茶目っ気溢れるUAらしい楽曲が揃った作品集だ。しかも世代を超えた楽曲を、無類な歌と演奏で堪能できる。
 
 90年代にクラブ世代として音楽を浴びていたUAは、シンガーとしてデビューしてからも、ジャンルを気にせず、物凄い量の音楽を聴いてきた。
「何か物凄い幅で聴いてきたと思うんだよね。むさぼり聴いてきたところもあるし、知りたい知りたい......と模索している時期もあったから。前衛から現代まで、アヴァンギャルドなものや実験的なものもあるし、もちろんポップもその中でずーっと聴いてきて、いろんなものに影響を受けていると思う」
 今回ここに収録したのは、「基本的に今聴いても一緒に歌っている歌」。そして選曲リストを見返して、「やっぱり自分はポップによって育ってしまっている」と、UAは納得してみせる。日本の歌謡曲にはじまり、アニメソングやロック、映画音楽など、それらの曲との出合いはさまざまだけれど、どの曲もどんなアレンジにも映える、メロディと歌詞が見事に溶け合い大衆に愛されてきた名曲ばかりだからだ。
 UAはカバーに関し、早い段階からシングルのカップリングに「BECAUSE THE NIGHT」や「真夜中のギター」といった曲を洋邦問わず取り上げてきた。また、TV番組『ドレミノテレビ』での童謡や愛唱歌を自在にアレンジしたスタイルが、『うたううあ』(2004年)として発表してからも評判良かったことが、『KABA』へつながっていると思う。
 
 UAは1995年に12cmシングル『HORIZON』でデビュー。その比類なきヴォーカル・スタイルと唯一無二の音楽センスで、「情熱」「リズム」「雲がちぎれる時」(共に1996年)と、出す曲出す曲すべてを次々と大ヒットさせていた。しかも、人気沸騰の最中に出産、また1stフルアルバムの次に2枚組のライヴ・アルバムをリリースするなど、ライフ・スタイルにおいても日本のミュージック・シーンにおいても、新時代の幕開けを感じさせたレアな存在だった。しかも安泰の地に留まることなく、『泥棒』(2002年)以降、さらなる独自の音楽スタイルを追究し、ヒットチャートを気にすることなく音楽の旅へと出てしまう。
「『泥棒』あたりから繰り返しやることが難しくなってきた。ツアーといっても、同じことをやる"決まったライヴの形態"というのができなくなってきて。本当にいい歌を歌っていたいし、歌ってゆけるにはどうしたらいいんだと思っていたから、そこから求めていたミュージシャンに出逢えたのだと思う。本当に自分も探していたんだと思うし」
探していた、そして出逢えたミュージシャンというのは、内橋和久のこと。彼との出逢いが、シンガーとしてのUAをさらに磨いていくことになる。
「自分自身が変わってきたのは、即興的な事柄は、別に"音楽理論がどうのこうの"と言わなくても誰にでもできるということ、そして"今、ベストを尽くしていればいい""それがずっと続いていればいい""怖いことは何もない"ということを彼から教わってから。内橋くんと一緒にやっていると、瞬間的にどんな音楽が出てくるかわからないから、歌う時には自然とテンションが上がるし、高みを求めるのではなく、自分ができる中で可能性を諦めないで探していく方法が自分に合っていたんだと思う」(後編へつづく)
(文:伊藤なつみ)

大阪ワンマンにて"UA直筆サイン入りCDブックレット"プレゼント

8月21日(土)に行われるUAデビュー15周年記念ライブにて、
UA『KABA』をご購入いただいた方、先着100名様に、
"UA直筆サイン入りCDブックレット"をプレゼントいたします。
さらに先着100名様以外にも、『KABA』をご購入いただいた方には、
もれなく"KABAステッカー"を差し上げます。

『KABA』楽曲解説 5

みなさん、こんにちは。
今回で『KABA』楽曲解説、最後となります。
どうぞご覧下さい。

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No Surprises/Radiohead(1997年)
「歌詞が素敵だし、聴いたらメロディが忘れられない感じ。(トム・ヨークの)歌っている姿がすごく好き。気になる人だよね。ただ当時、興味のあるジャンルではなくて、人からの何かで聴いたので、アルバムを聴いていたわけではなかったんだけど。これはもう正人くんにストリングスをお願いして、ホーンも入れて......、シンプル感も入れていきたいというのが構想の中にあった。アレンジは正人くんならではの部分もあるし、思いつきとしか言いようがないんだけど」
 
妖怪にご用心/中山千夏(1973年)
「見ていたのは再放送。アニメ『どろろんえんまくん』が特別好きという訳ではなく、このエンディングの歌が好きだったのよ。で、始まりの歌はいつも笛で吹いていた(笑)。中山千夏さん、声も超キレイで、歌も本気でうまいし、日本のあの時代のいい歌って、喋っているかのように歌詞が入ってきて、メッチャ歌詞が届くんだよね。これはバンドで演奏していて楽しかった」
 
tiru-ru-shi/こやまよしこ(2008年)
「私が近年影響を受けたhanautaという男女のユニットがあり、そのこやまよしこのソロのアルバムからの歌。よしこちゃんには精神的にお世話になっているし、恩返しという感謝の気持ちもあったりで、歌っていて。結局この『KABA』を輪として見る時に、この曲がなかったら欠けていたのかなという気分がした。一番新しい歌だし、一番今の自分なのかもしれない。音楽的スタンスや、音の打ち出し方もそうだけど、こういうふうに自分が歌っていられたら、その時は世界に平和が訪れているんじゃないかと思うような曲。そういうのも含めた上で、オマージュしている」
 
(取材・文: 伊藤なつみ)

『KABA』楽曲解説 4

みなさん、こんにちは。
『KABA』の楽曲解説4回目をお送りします。
大阪ライブ、もうすぐですね。

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Hyperballad/Björk(1996年)
「ビョークを見た瞬間から、"もう好き!"って感じで、ビョークの全部が好きだし、もう確実に影響を受けている。メジャーにいて君臨していて、曲を聴くとポップのテーゼがあるのに、それをいろんな現代音楽として毎回トライアルしている。本当に血が滲むような思いをしてやっているようなものもあったし、そんなに興味のあるアーティストがいない時にビョークがいてくれたことは、今思うと本当に支えになっていたと思う。"ここまでやっていいんだ!"っていうような。このトラックはダクソフォンという楽器のみで演奏していて、90チャンネル重ねていることから完成したサウンド」
 
Love Theme From "Spartacus"(1960年)
「学生の頃、クラブでずっと流行っていた曲。これは映画のサントラをカヴァーしているわけではなく、ユセフ・ラティーフのオーボエの部分を歌っているもの。この曲が入っていた『Eastern Sounds』というアルバムが、東洋的なオリエンタリズムが入っているような作品で。だから学生時分の京都を思い出すんだよね。日本語の歌詞をつけたものを歌いたかったけれど許可が下りなかったので、元々あったテリー・キャリアーが書いた英語の歌詞を最後に一小節だけ歌っている」
 
蘇州夜曲
「最初に聴いたのは、サンディーさんの歌だったと思う。もちろんHONZIが出したのも聴いていて、ライヴでよく歌っているもの知っていたけど、この曲自体が本当にいい曲としか言いようがなくて、それこそずっと鼻歌で歌っていたような感触が自分のなかでずっとあった。HONZIのヴァージョンを内橋くんが全部プロデュースしていたので、それ使うことになり、もう"ありがたい"ということでやったんですが。歌がむずかしいだけに、現場では凄まじい集中力で歌いました」

(取材・文:伊藤なつみ) 

『KABA』楽曲解説 3

みなさん、こんにちは。
今日も『KABA』の楽曲解説をお送りします。
解説で興味が湧いたら、CDも聴いて貰えると嬉しいです。
どうぞご覧下さいね。

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Under the Bridge/Red Hot Chilli Peppers(1991年)
 「91年当時、美大生で、手帖に歌詞をロットリングで書いていたの。この曲を聴いた時に感動して、すごくビックリしたんだよね。友人がドラッグ中毒で亡くなっている歌で、鎮魂歌で、天に捧げているから、アレンジはハワイアンと決めていた。青柳くんが家で半分くらい音を録ってきてくれて、現場ではウクレレを弾いていて。音はいっぱい入っているんだけど静かな世界で、だから自分も丁寧に歌っている」
 
Paper Bag/Fiona apple(1999年)
「初サーフィンをしにハワイへ行った時に、自分でミックステープを作って、それにこの曲も入れていた。COMBOPIANO(渡邊琢磨 × 内橋和久 × 千住宗臣)が現場でやっていったら、最初はブルースみたいになっちゃって。この曲はコードがブルースで、それをジャジーにしてあるだけなんだけど、私はこの音階が好きみたい。すごく好きな歌なのでとても練習したけれど、喋っているみたいに歌っていたから、むずかしかった」
 
わたしの赤ちゃん/七尾旅人
「産後1、2ヶ月した頃に何か新しいものを聴きたいと思った時に、内橋くんが送ってきてくれた中に入っていた曲。この歌を聴いて、ホント、びっくりして。5回くらい涙が出たもんね。"何なんだ、この歌"って思って。彼(七尾旅人)は赤ちゃんがいないのに、こんな曲を書けるなんて、だから天才って言われるのかも。内橋くんが地方などで一緒にライヴをやっているらしく、なのでこれはサウンドデザインしなくて、ギタリストやヴォーカリストの資質でシンプルにやった」

(取材・文:伊藤なつみ)

『KABA』楽曲解説 2

みなさん、こんにちは。
ライジングサン来て頂いた方、どうもありがとうございます。
今回は「KABA」の解説2回目です。
どうぞご覧下さい。

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買い物ブギ/笠置シヅ子(1950年)
「家に、いただいた服部良一さんの全集のようなものがあり、息子が好きでメッチャ聴いていた曲。アレンジは内橋(和久)くん、ドラムは外山(明)くん、ベースは正人くんという頼み方をして、これはストイックにトリオでいきましょうと。ほぼ"いっせいのせ"でやって、歌も一緒に録った」
 
セーラー服と機関銃/薬師丸ひろ子(1981年)
「この曲は好きだったと言うより、小学4年生にして"やられてしまった"感じ。薬師丸さんの役者としての表現って、メッチャかわいかったんだよね。すごい好きだった。この曲は一番トンチの効いた一品で、アレンジは青柳(拓次)くんで、シンプルだけどカッコ良くなってビンゴだし、ギャグが入っている感じがドンドンドンとあって、しかもエンジニアの中村(督)くんの落とし込みがすごくセンスがいい」
 
Day Dreaming/アレサ・フランクリン(1972年)
「私の中ではすごい名曲だと信じていて、全く外せなかった1曲。私が歌に入るきっかけとなった曲は『Chain Of Fools』なんだけど、これは原曲が大好きで、何回聴いても飽きない。アレンジも素晴らしいじゃない」

(取材・文:伊藤なつみ)